PC用ヘッドセットをトランシーバーに流用

自転車同士で気軽に会話をする手段として、ホームセンターの店頭で販売されている特定小電力トランシーバーを利用する方法を紹介します。少々電子工作を必要としますため、自信が無い方には代行して製作も致します。(コンテンツは自身のブログから引用)
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サイクリングなど、多人数で自転車で移動する際のコミュニケーションって、難しいですよね。大半の方は大声を出して会話をされてるのではないかと思います。手段として真っ先に思い付くのはSoftbankやWILLCOMなど定額コースが使える携帯電話機なのですが、1対1でしか使えない他、通話エリア外では使えません。定額とは言えど時間制限が有ります。
そこで、無免許で誰でも使えるとなると特定小電力トランシーバーが最も有望視されます。しかし、携帯電話と違い、自転車でも使えるような気が利いたハンズフリーのヘッドセットは、メーカーがオプション設定しているもの以外、下の写真のようなオートバイ用を流用するしか方法がありません。



では、入手できるヘッドセットは無いかと言うと、有ります。それもPCショップや家電量販店に。
それは、Skypeなどに使用するPC用ヘッドセットです。(写真のものは780円)


ただし、PC用ヘッドセットはPTT(送受信)スイッチが有りませんため、このままではトランシーバーで使用できません。またマイク側のコネクターの直径も違いますから変換する必要が有ります。そこで、電子部品ショップ店頭で入手できるパーツを使用して、PC用ヘッドセットをトランシーバーに流用するPTTユニットを作ってみました。

まずは、電子部品ショップで以下の部品を調達します。


・ケース 1個
・3.5Pイヤホンジャック(ステレオタイプ) 2個
・コード付3.5Pイヤホンプラグ(モノラルタイプ) 1個
・コード付2.5Pイヤホンプラグ(モノラルタイプ) 1個
・プッシュスイッチ(ON接点復帰タイプ) 1個
・カーボン抵抗器(重要:無線機によって抵抗値変わります) 1個
部品代は全部で1000円強です。

基本回路図です。


早速、製作に掛かります。製作を行うにあたり、半田ごて/ドリル/リーマ/ラジオペンチ/テスターの準備は必須です。

完成したPTTユニットは、こちらです。



自転車のハンドルバーに固定するために結束バンドをケース背面に追加しました。
なお、トランシーバーの機種によってはVOX(音声を拾って自動送信)という機能を持ったものも有りますが、この機能を自転車で使用すると走行風を拾って、かなりの確立で誤送信するため、お勧めできません。手元のPTT(送受信)スイッチで送信と受信を切り替える事を原則とします。

PTTユニットをトランシーバーとPC用ヘッドセットの間に入れると、このようになります。


以上です。
テスト結果も良好です。オートバイでも使用は可能と思います。
何気にインプレッサのシフトレバーにPTTユニットを取り付けてみたところ、使えました。
好きなヘッドセットが付けれらる上、リーズナブルです。スキーブームの時に買って遊ばせている特定小電力トランシーバーをお持ちの方は、有効利用しましょう。

【追記】
これから特定小電力トランシーバーを購入される方へ。
特定小電力トランシーバーには、3種類の機種が存在します。
・9チャンネル機・・・レジャー用途に最初に認可された機種です。
・11チャンネル機・・・業務用途に後から追加された機種です。
・20チャンネル機・・・9チャンネル機と11チャンネル機を一体にした機種です。(最近の主流)
9チャンネル機と11チャンネル機は、周波数が一致するチャンネルが存在しませんので、相互に通信ができません。もし、中古で購入したり人から譲り受ける場合は注意して下さい。
20チャンネル機であれば、どちらの機種とも通信可能です。

特定小電力トランシーバーを単なる会話手段の道具では無く趣味として楽しむ方もいらっしゃいます。
ライセンスフリーラジオとは
ちょっと小高い山に登って不特定の方と交信を楽しんでみませんか?


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