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  2009/09/09

 アーシング


【アーシングの効用】
巷で「アーシング」が流行しています。一応電気の仕事をしてますので、理屈では効果は理解しているつもりなのですが、なかなか実行する機会がありませんでした。そんな時、自前でアーシングキットを製作された”かわさき”さんがキットを1セット提供をしてくれました。(ありがとうございました!)早速、取り付けを行い「燃費向上」「オーディオ音質向上」について効果が確認できました。週末は他の方のDIYレポートや市販製品を参考に、各アースポイントへのアーシングを試す事を繰り返し、遂に「トルク向上」という最終目標を達成する事ができました。GC8前期型で得られた効果と同じ効果がGC8後期型やGD/GG型でも得られるか判かりませんが、これからDIYでアーシングをやろうとする方の参考になれたらと思います。

【アーシングの考え】
ボディ~エンジン~バッテリー間の電位差を少なくする事でクルマの中を回る電流の量が増大し、モーター類の回転効率が良くなります。さらにプラグコードを交換したのと同じ効果も得られるますので、点火系チューニングが困難な前期型には効果的と言えます。

【準備するもの】
 ・端子台(セントラルブロック)用の銅板。(市販の穴あき金属プレートも代用化)
 ・ボルト&ナット・・・必要本数
 ・丸端子を圧着した5スケ以上の耐熱被覆付ケーブル・・・必要本数分
 ・インシュロック・・・必要なだけ

銅板を加工して製作してあります。市販の穴あきプレート(エーモン製など)で代用できそうですね。セントラルブロックとバッテリーのマイナス端子との接続はブースターケーブルなどが流用できます。



上から見た所です。青いケーブルはかわさきさんに提供してもらったケーブルです。自前で用意したケーブルは水色に見えるケーブルです。



【オルタネータ】
バッテリーから伸ばしたケーブルをオルタネータ固定ボルトと共締めします。ここは定番のアーシングポイントですね。



【エアコンクラッチ】
バッテリーから伸ばしたケーブルをエアコンクラッチ上のネジとと共締めします。ここは夏場にならないと効果が判らないかもしれませんね。



【右側ヘッドライト裏】
バッテリーから伸ばしたケーブルを右側ヘッドライト裏の標準アーシングポイントのボルトと共締めします。



【室内】
バッテリーから伸ばしたケーブルを室内に引き込みます。引き込んだケーブルはオーディオの近くの金属部分に接続します。



【右側インマニ】
バッテリーから伸ばしたケーブルをフェールパイプを固定するステーのボルトと共締めします。共締めした所からケーブルを延ばし、右ストラット上のボルトと共締めします。



【右側ストラット上】
右側インマニから来たケーブルを写真のボルトと共締めします。



【左側インマニ】
バッテリーから伸ばしたケーブルをアクセルワイヤーを固定するステーのボルトと共締めします。共締めした所からケーブルを延ばし、ソレノイドバルブを固定するボルトと共締めします。



【ソレノイドバルブ】【左側ストラット上】
左側インマニから来たケーブルをソレノイドバルブ横のボルトと共締めします。そこからさらにケーブルを延ばして左ストラット上の標準で用意されているアーシングポイントのボルトと共締めします。



【右側シリンダーヘッド】
バッテリーから伸ばしたケーブルを右側シリンダーヘッド上のネジ穴(穴が空いているままになってます)に、別に用意したボルトで固定します。さらに、このボルトから右側のヘッド横のボディ側面のアーシングポイントまでケーブルを延ばします。



【右ヘッド横ボディ側面】
右側シリンダーヘッドから来たケーブルを右ヘッド横のボディ側面にある標準アーシングポイントのボルトと共締めします。



【左側シリンダーヘッド】
バッテリーから伸ばしたケーブルをクーラントのリザーバータンクを固定するボルトと共締めします。さらに、このボルトから左側のヘッド横のボディ側面のアーシングポイントまでケーブルを延ばします。



【左ヘッド横ボディ側面】
左側シリンダーヘッドから来たケーブルを左ヘッド横のボディ側面にある標準アーシングポイントのボルトと共締めします。



【右側の画像】
参考にして下さい。



【左側の画像】
参考にして下さい。