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▼ビリオンさん：
まず最初に、自分がＧＣ８なのでＧＤ／ＧＧ系に関しては
あまり詳しく調べてません。
>いつもお世話になっております。GDBの水温について教えてください。
>・純正ファンが動作を開始する温度って何度なんでしょうか？
> エアコン停止時にファンが低速回転と高速回転を開始する水温が
> 何度くらいなのか分かりません。
停止時に２個とも全開で回るのはＧＣ／ＧＦなら９５℃です。
それまで回転しません。
一応低速回転の条件もあるんですが、実際は滅多にお目にかかれません（笑）
ＧＤ／ＧＧで多少下げている可能性もありますね。
>・純正サーモスタッドが開閉する制御は、温度だけでなく
> エンジン回転数も見ているようなのですが、他に制御に
> 使用しているパラメータってありますか？
> 私の車では回転数は6000rpm前後のようなのですが、水温計を
> つけてから高負荷で走っていないので開弁温度の方は分かりま
> せん。また、車速を見ているという記事もどこかで読んだ記憶
> がありますが、私の車では車速は関係ないようです。
サーモスタット自体は単独で機械的に動作しているだけですので、
他に制御が入るような機構にはなっていません。
>・ローテンプサーモを使うデメリットを教えてください。
> デメリットがなければ、水温は70〜80℃以上であれば低ければ
> 低いほどいいと思うのですが、純正が90〜95℃前後で制御して
> そうなので、燃費や排気ガス浄化には水温は高温の方が有利
> なのでしょうか？
エンジンブロックやピストン、クランク、カムシャフト、各部メタル等も
金属ですので、熱膨張が起こります。
この熱膨張も加味した上で、適正水温がコントロールされていますので、
水温が低いとクリアランスが広くなることに起因するトラブルも考えられます。
また、70℃以上なら大丈夫だとは思いますが、インマニの温度が低いことで
インジェクターから噴射された際の霧化が悪くなるので、それを見越した
上での補正（低水温補正）で燃調が濃くされ、燃費が悪化しますし、
その状態での高負荷走行は燃調が濃すぎることでのオイルへのガソリンの混入や、
同様に点火時期の低水温制御によっては燃え切らないことで排気温度の上昇等
さまざまなトラブルへ発展する可能性もあります。
>・ファン制御について
> 某メーカから水温によるファンコントローラが発売されていますが、
> GDBの場合はそれだけ購入しても効果は得られず、かえってファンの
> 負荷を増やすだけのように感じます。(サーモが閉じた状態なので、
> ファンをまわしている意味が無いように感じます)
> 効果的にコントローラの恩恵にあずかるにはどのようにすればよろし
> いでしょうか？
> 個人的には、ローテンプサーモと比熱が高く消泡性のLLCに交換して、
> 町のりでは水温が95前後になることを目指したファン制御を行い、
> (冬場はそこまで上がってくれないと思いますが)高負荷で走るときは、
> スタート前にできるだけ水温を下げるためにファンを全開にするのが
> ベターなんでしょうか？
> ただこの方法だと、高負荷で走るためにファンコントロールするメリット
> は全くなく、効果があるのは走ったあとのアフタークーリング？という
> ことになりそうです。
サーモスタットはある一定温度で全開／全閉ではなく、もっと低い温度
（60℃前後だったかな？）から徐々に開きはじめ、表示温度で全開になる
ので、ファンを回している意味はない、とまではいきません。
ですが、ＧＣ８でも全く同様で、ジムカーナやゼロヨン等、いきなり全開
する競技において、予め水温を低めに維持し、オーバーヒートまでの
時間を稼ぐような使い方しか出来ません。
サーキット周回においても、例えばソフトコンパウンドのタイヤがたれない
ように、数周に一度タイムアタック・・といった使い方の際は、タイムアタック
する周回の前に水温上昇を抑える為に使用することも意味はありますが・・・
実はエアコン入れてもやっぱり同じ原理で下げられます（笑）
＃エアコンON時は水温に関係なくクーリングファンが全開で回る為。
要は、純正の制御機構で適正水温へ抑えきれない場合に適正温度へ制御する
ためには、ラジエターの容量ＵＰが最も適切かつ、（対価的にも）効果の
高い方法です。
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