|
▼KANさん:
>ハイフロー加工か否かの判断は外観からは無理でしょうか。
>やはりバラしてみないと判らないものでしょうか?
外観でもわかりますよ。
ハイフロータービンというと一般的には基本としたタービンの
コンプレッサー羽根を大きいものに交換したり、入り口径を拡大した
もののイメージがあると思いますが、ハイフロー加工というのは本来、
タービン羽根とハウジングの隙間を広げて逃がすことで、
排気量などのエンジンの素性に比較して小さめなタービンを使った
場合に、高回転で背圧が上がりすぎるのを抑える加工のことです。
カットバックも見れば分かりますね。
タービン羽根を削って幅を細くすることで、排ガスのエネルギーが
羽根に作用する時間を短くする加工です。
両方とも目的も効果もほぼ同じと思って良いかと思います。
背圧を下げる加工であるわけで高回転でヌケが良くなる反面、
低回転では十分な背圧が得られなくなる為、必然的に立ち上がりが
遅くなってしまうのですが。
よく言われるハイフロータービンかどうか、と言う点になると
コンプレッサーハウジングをはずしてみないと分からないことも
ありますが、殆どの場合はハウジングの入り口径も拡大させますので
もともとの切削または鋳物の肌と違い滑らかに加工されている
ことが多いと思いますよ。
まぁハウジングを外すのは簡単なので、実際に分解してみるのが
最も間違いないですが。
#コンプレッサーハウジングの組み付け時は液体ガスケットを
使います。
>申し訳ありません、もうひとつだけ質問させてください。
>フローティングかボールベアリングかの判断に、オイルラインのボルトを
>見ると聞いたことがありますけれども、どこを見ればよろしいでしょうか?
ブレーキキャリパーとホースのボルトと同じで、バンジョーボルトに
なっています。
横方向に穴が開いているわけですが、これがフローティングメタル用の
ほうが明らかに穴径が大きく、ボールベアリング用は穴径が小さいです。
実際の穴径は忘れました(^^;
ただし、そのタービン本来のバンジョーボルトであるかどうかは
ほとんどの場合確認できないかと思いますが。(^^;
正規品でないわけで、流出時に適当にあるものを組み合わせた
可能性もあるわけです。
まぁ、「F5HB」と刻印されている以上、ボールベアリングである
可能性が非常に高いですが。
ハイフロー・ボールベアリングの意味のようです。
というか、友人が入手したこれも恐らく試作品であろうタービンに
「F5HB」の刻印だったものがあり、ボールベアリングでした。
#それはP15のハイフロー加工されたものと、P18のハウジングが
ついてるもの、他にF55刻印でフローティングメタルのもの等です。
|
|
|