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こんばんは。
▼ETさん:
>初めまして。GC8G STi Ver.6 RA-Limited 乗りのETと申します。
おや〜 私と同じ車ですね(^^)
>標題の通り、サーキット走行後のローターのクラックについてご教示ください。
>
>昨年、PFCブレーキパッド(サーキット用),ロッキードのスタンダード
>ローターにネオバの組合せで走行会に参加した際、クーリングラップを
>入れながら10周ほど周回したので、一旦休憩しようとサーキット内を
>1周(4.7km)を100キロ程度でクーリングし、ピット内で15分ほど休憩を
>取りました。
>その後、再び走り出したところ、ブレーキを踏むとゴンゴンゴンと激しい
>振動が伝わってきたので、何事かと思いローターを確認したところ、
>フロントローターに思いっきりクラック,というか割れてました。
>
>このときはローターが大夫減っていたため寿命だと思い、今度は同メー
>カーの熱処理済み(HTシリーズ)を装着しましたが、先日、まだ半年
>しか使用していないにもかかわらず、同じようにサーキット走行後クラック
>が入り、交換を余儀なくされました。
>この間、街乗りはサーキット往復+α,サーキット50LAP程度しか使用し
>ておらず、また、このとき少なくとも6〜7kmはクーリングしているため、
>使用方法には問題はないと思っています。
>
>ローターへの攻撃性の高いパッドを使用していますので、耐熱性に優れる
>2ピース構造のローター等を選択すべきなのでしょうか。
>また、走行距離29000km程度ということもあり、キャリパーの固着等は
>感じられませんが、何かブレーキに負担をかけるようなトラブル等は考え
>られないでしょうか。
私も貴殿同様にクラックが入りました。
その時は私の使っていたパッドは耐温度200〜850℃だったか?
のサーキットスペックのパッドを使っていたときに、
同じローターで同じようになりました。
このときのパッドメーカーの見解としては、
”ローターの品質不良”
”パッドの耐温度がシステムとして見た場合に過剰”
”ブレーキシステムの冷却不足”
と言う見解でした。
PFCのパッドは確かに耐温度は高いと思いますが、
ブレーキシステム全体で見た場合パッドだけが突出していて頑張りすぎてしまうので
ローター類が耐えられなくなっているのが割れの原因ではないかと思います。
純正のブレーキシステムは600℃程度までしか考えられていないと言う話ですので、
パッドを根性あるものに換えるとローター、キャリパが耐えられないようです。
多分、仰せの状況ですと、ピストンのダストブーツも熔解していると思います。
必ず確認して熔解や、ひび割れしているようでしたらOHしてください。
対策としては、
”ローターをもっと耐温度の高いものにする”
”ダクトや導風板でクーリング対策を万全にする”
”パッドの耐温度を落とす”
このあたりじゃないかと思いますが、
上記2点は正直なところやるにはかなり非現実的な面もありますので、
手っ取り早い対策としてはパッドをもう少し耐温度が低いタイプに
交換されるのが無難ではないかと思います。
私はそのようなアドバイスを受けて、パッド、ローターを別銘柄に交換して
(50〜750℃のパッド、割れたのとは別メーカーのローター)
なおかつクーリング周回を増やしたところそれ以降はクラック等の
トラブルからは解放されました。
パッドもシステム全体で考えて、単純に温度だけ高いから良い・・・
と言う感じで選んじゃダメみたいですね。
走らせ方では、いきなりフルブレーキするのではなく数周はやや抑えて走って
ブレーキ全体を加熱させるほうが割れにくいようです。
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