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ブローオフバルブの不良であれば、ブーストが掛かる状況でターボは通常より過回転状態になり、ターボの作動音が大きく聞こえるようになります。
そのままの状態ですと、過回転によりターボ本体にもダメージが及びます。
アプライドABC型ならエアフロセンサーの後、レゾネータ→エルボ→コンプレッサー→インテークダクト→インタークーラとなっており、エルボとインテークダクトを繋ぐようにブローオフバルブが設置されています。
ブローオフバルブを取り外し、インテークダクト側を口にくわえて息を吹き込むというのも有効でお気軽な試験方法です。ほっぺたの毛細血管がぷちぷち云うほど、圧をかけてみましょう。吹き抜けていればブローオフバルブの不良ということができます。
純正のブローオフバルブの主目的はコンプレッサーの保護よりも、異音軽減にありますので、一時的になら取り外して試験運転することも可能です。
ブローオフバルブを取り外し、エルボとインテークダクトの取り付け穴にそれぞれ詰め物をして試験します。
その際インテークダクト側には圧が掛かりますので特に固定に注意します。
また、ブローオフバルブの作動用サクション配管がありますが、これはブローオフバルブから外さずにしておくか、6mm程度のボルトを入れて詰め物をします。
いずれにしても、トラブルシュートは一つづつ確実にこなしてゆくのが良いと思います。怪しい箇所を片端から交換などでつぶして行くのは、費用対効果で高額につきます。
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