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▼インプ命さん:
>こんばんは。昨日はみなさんお世話になりました。
>今朝クーラント液量を見ると、なぜか『F』を通り越して3センチくらい上の位置まで入っていました。
>オーバーヒート時は、キャップを開けないで外観から判断したため、まさかこんなに入っているとは思いませんでした。
>今回のオーバーヒートと関係あるかわかりませんが、バッテリーの受け皿にもクーラントがたまっていました、注入口から噴射したものと思われます。
>クーラントの入れすぎによるオーバーヒートってありうるのでしょうか?。
ラジエーターキャップが付いてる注水タンクの中の量は確認されましたか?
キャップを開けたら溢れそうなくらいに入っているのが正常で、水面が
少しでも下がっているのはダメです。
本来エンジン及びラジエーター内の水温上昇での体積膨張により圧力が
上がりすぎた場合にラジエーターキャップのバネでリザーバータンク内に
戻され、エンジンが冷えて圧力が低くなった時には逆にリザーバータンクから
吸い戻されるように働くようになっているのですが・・・
GC8/GF8インプレッサWRX系の場合タービンも水冷なわけですが、タービン
冷却時に生じる蒸気は、ラジエーターキャップを通過してリザーバータンクに
流れます。一応このとき長い配管を通る間に冷却され、液量の目盛りが付いた
タンク内で液化するように設計したものと思われますが、実際は冷却が
追い付かない為に殆どが蒸気のままで、オマケに目盛りのついたタンク
(液化タンクでリザーバータンクはフェンダー内です。)内のLLCをも巻き込んで
盛大に噴出します。
なので、スポーツ走行時にこの部分に何も加工等していない場合はバッテリー
付近がクーラントでベチャベチャになる、というのが「当たり前」です。
予備のLLCや水を常に積んでるとか、ボトルに受けて再利用出来るようにして
いる人って結構多いですよ。
で、これを知らなかったり、ラジエーターキャップに不良等で冷却水量が極端に
減ると、エンジンが冷えた際にリザーバータンクから吸い戻すのが上手く
出来なくなるので、リザーバータンク内に十分な液量があってもダメです。
オーバーヒート状態からいつの間にか水温が平常化し、またオーバーヒート
するという状態は、経験的にクーラント液量が半分程度にまで減っている
可能性があります。こうなるとリザーバータンク内の量はアテになりません。
まずはラジエーターキャップを開けて水量を確認し、応急的には水道水でも
十分ですので補充、エア抜きが自分で出来る方であればエア抜きをしましょう。
出来れば純水が望ましいですが、オーバーヒートを繰り返してエンジンを
壊すよりマシです。
#ちなみにEJ20の中古エンジンっていざって時にはなかなか手に入りませんよ。
エア抜きは、他車種同様にやっただけではまず抜けきれてないほどに、普通の
何倍も手間が掛かるらしいです。(私は他の車でやったことないので比較
できません(^^;) 自信がない場合にはスバルディーラーへ依頼しましょう。
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