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工場に空きができた昨日、作業をおこなってきました。
ジャッキアップ後、ストラットAssyを外し、錆部分と塗膜の切削をはじめると、左リアは折り目近くまで達していることが判明しました。
思い切って切り取ってしまうか悩んだのですが、板厚が薄いので突合せで溶接すると穴あきが予想されたので、錆た箇所以外は温存することにしました。
0.8mmほどの厚みの鋼板を、鉄工所の強みを生かしてアマダのベンディングでコキコキと曲げて整形し、ストラットタワー頭頂部の厚みをかわして密着、左用はさらに端を数ミリ曲げて折り目部分にかぶるようにしました。
数箇所点付けした後、ハンマーで形状をなじませて全周をCO2半自動溶接にて接合しました。
溶接自体は後輩にまかせ、私は室内側から消火にあたります。袋状になっている部分があって直接発火点が見えない場所があったのですが、エアガンを噴射しつつ先端に水を垂らして霧状にして吹き込んで対処しました。
折り目側を溶接する際には頭をかなり突っ込まないと溶接箇所がみえず、苦労してもらいました。特に右側は燃料タンクへの給油パイプがあって辛かったそうです。
室内側から見ていると、オレンジ色の光点がジリジリと移動してゆき、時たま溶かしすぎて穴が空いて、火玉が飛んできます。防炎シートを膝にかけてなかったら飛び上がっていたかも・・・。
全周を溶接してもらったあと、温存箇所とアテ板をスポット溶接状に密着させ、鉄工所での作業を終了しました。
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