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書き忘れていましたが、
メーターシャフトの傷防止に、オイルシールのリップ部分を慎重にカッターで切り開いてから、オイルシールと、シャフトの間にペットボトルなどを切って差し込んでドライバーなりSSTを使えば、シャフトの傷を付けてしまうのを回避出来ます。
それと、液体ガスケットをオイルシールの上に付けたままオイルシールを引き抜く時に、液体ガスケットの接着力が強いと、引き抜く力がいくら強くても、引っ掛けたSSTが、オイルシールを引っ掛けた状態を保持出来ずに抜けてしまいます。(元々、打ち込んで、抜けない作りで、はめ込み寸法がきっちり出来ているので、液体ガスケットが、はめ込み寸法の幅を狭めてしまい、引き抜く時の抵抗を増してしまい、オイルシールが変形してSSTの引っ掛け難い形になってしまう)
オイルシールを引き抜く時は、出来るだけ、液体ガスケットを取り除いて、オイルシールを滑りを良くしておかないと、SSTが、上手く引っ掛けられない状態になってしまいます。
SSTの形のイメージとして、釣り具の針外しなどをちょとだけ加工をすれば、僕が理想と思える形に近いと思います。
ついでにオイルシールの構造について書いておくと、オイルシールは、2ミリ程のスプリングの他に、ゴムにコーティングされた様な形で、金属のプレートリングが中に有ります、そのリングにSSTを引っ掛ける様な感じで引き抜くのですが、最初にカッターで切り込みをいれた時に、リップ部分の辺りのスプリングにカッターの刃が触る位までで止めておき、ペットボトルを切った物とSSTが挿入出来れば、それで引き抜いてみて下さい。
オイルシールの構造を良く理解出来ると、中のプレートリングの丈夫な所を上手く使えれば、よりスムーズに引き抜けるかと思います。
よくやりがちなのは、適当なマイナスドライバーで、叩いて、オイルシールを破壊してから外そうと、やってしまうと、オイルシールが奥に落ち込むと、ドリブンギャーの押さえのスナップリングが脱落と同時に、ドリブンギャーも脱落してしまう可能性も有りますので、出来る限り、引き抜く力だけで作業して下さいね。
それと、SSTの爪の先端が、ミッション側のオイルシールの外周部分(はめ込み寸法の所)に引き抜く時にギズを入れてしまうとそこからオイルが滲み出しまいますので、ギズには要注意です。シャフト側は、ペットボトルで対処できますが、外周部分は注意が必要です。
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