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すでに解決済みで今更なのですが、本事象の対応方法を検討してみました。
今後の参考までに。
(検証対象:GDB F型Spec−C運転席側シート)
当該トルクスボルトは、鉄製ネジ径10mmのピッチ(おそらく)1.25mmで
ネジ部長さ20mm、先端ネジ山無しの部分が6mm程度あります。
(トルクスサイズはビットが無い為不明です)
ネジ溝に僅かですが青色の緩み防止剤が見えますので、おそらく中〜高強度の
ものが塗布されています。(CRCの効果はあまり期待出来ないかもしれません)
シート横の高さ調整レバーでシート高を最大まで上げることで、同ボルトへの
アクセスが容易になりますが、サイドカバーがボルト径半分くらい干渉します。
(カバーは十分変形する為、ラチェットハンドル+継ぎ手を用いることは可能)
トルクスボルトをなめてしまった場合、
1.反対側(シート底面)よりバイスプライヤなどでボルト先端を挟んで回す。
2.シートレールを固定している他3点の六角ボルトを外して、レール前側を
シートから離れる方向に数回ゆすってボルトを緩ませる。
(1.と併用すると効果的)
3.トルクス穴よりドリルで穴を開け、最初は1〜2mm程度の穴から徐々に拡大して
ボルト軸を削ってボルトそのものを除去する。
(純正レール側のネジ山を破損するおそれが有りますが、純正レールを再使用
しないか、あるいは再度タップ上げすることで対処可能です)
尚、シート及びレールの形状から、貫通ドライバーで打ちつけた場合、シート側
ブラケットが変形する可能性が考えられます。
(変形しないにしても、たわみにより力が逃げてしまい回し難いでしょう。)
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