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▼子連れ狼さん:
>O2センサーって、どんな役割を担ってるのでしょうか?
>
>実は私のBC5(初代レガシィです)が、O2センサーが無いんです。だからって特に不調は出てないのですが。有るべき物が無いのも何か不安でして。無くてもOKな物なんでしょうかね?
へぇ〜BC5世代だと無いんですね(^^;
触媒は、理論空燃比(14.7)での燃焼ガスの時に最大に浄化効果を
発揮するようになっています。
もちろんECUの燃調は、アイドリングや軽負荷走行時には理論空燃比に
なるように指定されています。
ですが、実際は結構難しいもので、気温や湿度、気圧等によって
キッチリ理論空燃比とはなってくれず、多少の誤差が生じます。
エアフロ電圧の変化で吸気量を測って、それに基づいてECUで計算して
燃料噴射量を決めているわけですが、気温や気圧で空気の密度が
変化するので、空気の量だけでは無理なんですよ。
#純正ECUの場合は絶対圧での補正が入っているようなので、もう少し
誤差が小さいかもしれませんが、絶対圧補正が入っていないパワーFCで
O2フィードバックOFFの時、全領域空燃比計での実測の空燃比は
14.3〜15.0前後と、結構な誤差が生じます。
そして、O2フォードバック制御はある程度の負荷でキャンセルされるので
ECUの燃調マップの通りの制御(実際には水温等の補正がさらに入りますが)
となるため、気温等によって回転が重く感じられたり、という印象になる
わけです。冬になるとエンジンの調子が良くなりますよね?(笑)
そこで、理論空燃比を境に急激に出力電圧の変化するO2センサーを
利用してフィードバック制御を掛けることで、その誤差をも抑え込んで
さらに排ガス浄化の向上を目指しています。
そんなわけで、O2センサーは環境対策としてよりいっそう触媒の
効果を発揮させる為に装着されているものではありますが、
元々装着されていない車種であれば、何も問題はないはずです。
装着されている車種に比べて、軽負荷領域でも気温等の影響を感じるかと
思いますけどね。
また、O2センサーが装着されている車種に比べて、排ガス中のCO、HC、
NOxの量は確実に多いとは思いますけど。
こんな説明でわかりますでしょうか?(^^;
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