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▼VER VIさん:
>皆さんこんにちは。
>
>自分はGF−GC8のVER VIのRA Limitedに乗っています。
>今の仕様はブーストメーター取り付けと純正交換タイプのエアクリ交換です。
<中略>
>自分はブースト圧を1.0〜1.1で安定させてブーストの立ち上がりと低速トルクをアップしたいので皆さんの意見をお聞きしたいです。
どちらかが絶対でそれ以外は間違いという話でもないですが。(^^;
強引にブースト圧を一定化させたいなら、純正ECUから制御を切り離して
ブーストコントローラーによって制御するのが最も確実です。
ですが、それによる弊害もあるわけです。
純正ECUは中間域で意図的にブースト圧を上げていますし、それを前提とした
燃調/点火時期制御を行っています。
過去ログで検索されたことに付け加えるなら・・・
スロットル開度の急激な変化時など、エアフロ電圧などを元に完全にそれに
追従するだけの制御では間に合わない状況もありますので、純正ECUに限らず
ECUはある程度予測して補正的な制御を行います。
その際、純正ECUが全て制御している状況では本来はブースト圧を高めるのも
純正ECUが指示し、同時にそれに見合った燃調/点火時期制御を前倒しで行って
いるわけですが、ここでブーストコントローラー装着で制御を切り離している
場合には純正ECUが目標としたブースト圧まで達しないケースが発生し、
結果的にマフラーから黒煙が吹くほど無駄に燃調が濃くなるといった状況に
なります。下手すると失火してガクンと息継ぎしちゃうわけです。
一方で、チューニングする場合に一定ブースト圧であるほうが選ばれるのは、
セッティングが非常に容易になるからです。
不確定要素があるよりも、あらゆる状況で一定な結果になるほうがギリギリ
まで詰められる=パワーが出しやすい、というわけですね。
最も、使用するハードウェアの機能上の制限である面もありますけどね。
MoTeCとかなら話は別かもしれませんけど。(^^;
ということで、ブースト圧が上がり過ぎでの燃料カットが入る場合を除き、
純正ECUのままで手軽に楽しむのであれば、ブーストコントローラーを付けなきゃ
ならない理由はあまり無い、というのが実際に同じ車でいろいろ試した
経験者であり、自分に利益も損益も無い人間からの意見、となるわけです。
なお、D〜G型のSTiverであれば燃料カットが入るのは1.5k前後とかなり
高いところでの話です。つまりは瞬間ならそれくらいまで大丈夫ということ
でもあります。
ブーストの立ち上がりを向上させるのにも、高機能なブーストコントローラーなら
僅かには効果があります。ですが、タービンが能力を発揮できる領域よりも下の
話なので、ブースト圧数値だけは上がっていてもトルクアップはしないので
あまり意味はないです。見かけの数値だけの話なんですよね。
同様に低速トルクも向上しません。
エキマニやフロントパイプ交換のほうが確実じゃないかと思います。
ちなみに私も現在同じVer6RA-limitedに乗っていてマフラーもRM-01Aを
長らく使用しているのですが、先ほどマフラーを諸事情でRM-01Aから純正に
戻しました。純正マフラーのほうが明らかに低速トルクがありますよ。(笑
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