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▼S-SILENCEさん:
>▼kturuさん:
>度々すみません。先ほど書き忘れた事が一つあったので追加でお伺いできればと思います。自分はてっきりブースト圧を単純に上げれば速くなると誤認しておりました。
単に過給圧を上げたからってさほど速くなるわけでもないですよ。
純正の過給圧センサーを殺してない限り、ある程度はそのブースト圧に応じた
燃調と点火時期制御が行われるので、即エンジンブローになるわけではない
ですが、特にGDAのは元々ハイコンプ・ローブーストのエンジンですので、
あまり過給圧を上げるとエンジンブローの原因となります。
#高回転でのピークパワーよりも中低速の使いやすさを狙った設計。
また、単に”ブーストアップ”という表現されることが多いですが、
それはアクチュエータの開放圧でのみ機械的に制御されている車種の場合で、
もともと厳密にECUにて制御されている車種では単に過給圧を
上げるという、そのままの意味ではありません。
実際、単にブースコントローラーで過給圧を強引に上げるよりも、
過給圧設定はそのままで、純正がマージンをもって結構濃い目になっている
(燃料冷却)燃調を少し絞ってパワー空燃比に近づけるほうが
パワーもレスポンスも上がります。
#パワーが出るかわりに安全マージンが大幅に削られます。
そんなわけで、インプレッサでブーストコントローラーを装着するのは
基本的には、触媒レスで太いフロントパイプに交換した場合等、”吸排気効率が
大幅に変わって純正ECUの設定値を変更しないと過給圧制御が仕切れなくなった
場合に、比較的安価な方法として”の装着、または”フルコンなどの装着に
より緻密な一定圧制御が必要になった場合に”というところです。
実際はブーストコントローラーの装着によって立ち上がりがほんの少しだけ
早くなりますけどね。でも設定圧に達した後、純正ECUでの制御の場合は
場合によってさらに過給圧を上げるのすが、ブーストコントローラー装着の
場合はそのまま安定させてしまうので、乗り較べると明らかに純正ECUでの
制御のほうが中間域でパワーがあります。
また、過給圧の立ち上がりを早くするのならば、特にフロントパイプの変更で
タービンの背圧を下げたほうが大幅に立ち上がりがよくなりますけど。
>特にインプレッサの場合ですと、むやみにブースト圧を上げるよりは、安定値(GDAだと0.7前後でしょうか?)プラスオーバーシュート分0.1にすることでより結果的に立ち上がりが早くなり、しかもその水準でブーストが安定することになるのでしょうか?
基本的にブーストコントローラーは”如何に立ち上がりを早くさせて、
きっちり設定値で安定させるか”を目的としたものですので、
立ち上がりでのみ過給圧を上げるといった制御の場合は純正での制御のほうが
高度な制御です。上級モデルのブーストコントローラーならば回転数で設定値を
変えるものもありますが、純正ならばスロットルの開度等でも制御していますから。
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